資産家のお嬢さまを狙った結婚詐欺とは
自称有名大学卒、一部上場企業勤務の結婚相手
社会・経済状況の変化を背景に、大胆な結婚詐欺も増えています。依頼されてきたのは60代の資産家の女性。娘が結婚したいと言って連れてきた相手が、自分は有名大学卒で一部上場企業に勤めていると言っているのだが、念のため調査してほしいとのこと。
本人情報からの所在調査と行動調査を並行して実施
依頼者が持ち込んできた相手の男性の情報は、出身校と住所、勤務先、それに本人の写真だけ。一番厄介なのは、お嬢さんが相手にべた惚れしてしまっているため、母親が疑っていることに怒り、口もきいてくれなくなってしまっていることです。恋は盲目とはまさにこのこと。
こうした場合、本人情報からの所在調査と行動調査を並行して行うのが一般的です。 調査員は本人が渋々出してきたという情報に基づき、出身校の卒業生を調査しましたが、該当者は見当たりません。住所地も調査しましたが、表札すらないワンルーム・マンションで、とても一部上場企業の社員が暮らしている物件には見えません。
依頼者にこのことを報告すると、依頼者はさっそく相手に質しましたが、相手はその都度話を変えてくるとのこと。お嬢さんは母親の態度にすっかりヘソを曲げてしまい、すぐに相手と籍を入れると言ってくる始末です。 母親としては、一人娘のことであり、一度籍を入れてしまってからでは間に合わなくなると考え、至急調査を行うよう重ねて依頼してきました。 そこで調査班は、張り込み、尾行を開始。娘のマンションを出たところから数日間の行動を捕捉しました。その結果、相手は既婚者で夫婦同居しているうえ、ほかにも交際している女性がいることが判明しました。
結果
結婚を急いで資産家の女性を狙った典型的な結婚詐欺だったわけです。もちろんここまでくればお嬢さんも目が覚め、その後当社調査班の調査報告書を基に慰謝料の請求も検討しているということです。
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